新しいOSであるMac OS 8.5では、プログラムの切り替えに[cmd-tab]のショートカットキーが使えるようになりました。従って、QuoEditで使ってきた[cmd-tab]と[cmd-option-tab]は今回各々[control-tab]と[control-option-tab]に変更しました。これらは書類ウィンドウ上でタブの間を行き来するショートカットキーです。ショートカットガイドのMoving Caretの8ページ目をご覧下さい。
但し該当するコマンドを含むファイル(osax)がスクリプティング機能追加フォルダになければ実行できません。Mac OS 7.x.xの場合、ICScriptor(下記で入手可)というアプリケーションをインストーラーで組み込むと必要なosaxが組み込まれるようになっています(但し英語名でScripting Additionsフォルダが機能拡張フォルダ内に必要)。
QuoEditが扱えるデータ量は、主にコンピュータに装備されているメモリに依存します。但し、カット/コピー/ペースト/ファイル挿入/ドロップができるデータ量は依然アプリケーションメモリに依存します。これらのことを大きなデータで行う場合は、Finderの“情報を見る”でメモリの使用サイズを増やしてみて下さい(Mac OS 8.5未満)。
Apple Guideがシステムに組み込まれていてQE ShortcutsというファイルがQuoEditと同じフォルダにあれば、ヘルプ(ガイド)メニューからショートカットのガイドが見られます。
3.3 書類ごとの属性
3.3.1 ダイアログボックスでの設定
Set Defaultボタンのある全てのダイアログボックスの設定は書類ごとの属性になり、それぞれの(QuoEditでつくられた)ファイルにリソースとして保存されます。例えば、Print Optionsダイアログボックスの改行文字を印字するかどうかは書類ごとの属性になります(特殊文字の印字は校正が必要な書類には有用な場合があります)。
Set Defaultボタンはダイアログボックスの内容を以後作られる新規書類の初期設定として直ちに設定します(この初期設定はアプリケーションの属性として扱われます)。
古いバージョンでは、タブの間を行き来するショートカットキーは[cmd-tab]と[cmd-option-tab]でした。現在は、それぞれ[control-tab]と[control-option-tab]になっています。[cmd-tab]は、Mac OS 8.5より新たにプログラムの切り替え用に使われるようになったからです。